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    ノンナの土鍋

    2015-03-16 23:20 / Category: 夫の実家はカラブリア
    実は、もうノンナ(アモーレのおばあちゃん)が亡くなってから4ヶ月が過ぎた。
    去年あまり良い年ではなかったが、そんな1年が終わろうとする頃、最後に大きく悲しい出来事だった。

    ノンナが亡くなって、祖父母の家は空になった。

    マンマはあれから、祖父母の家に入れなかったという。
    全てのものが目に焼きついているし、状況も思い出すし、とてもじゃないけど悲しすぎるから。

    それでもこのまま放っておくわけにはいかないから。と私とアモーレの帰省中、一緒に祖父母の家に入ることにした。

    お葬儀前後に綺麗にしたので、一通りは片付いているし、
    冷蔵庫等は既に整理されている。


    後は、ゆっくり物を処分していくだけ。マンマはそういって部屋の窓を開けた。

    ノンナは日の光と風にあたるのが好きだったから、
    最後に病院に運ばれるまで、起きてる時間はなるべく窓際に座っていた。
    ベットかから窓までのほんの数歩の空間でも松葉杖は必要だった。
    その松葉杖があの時のまま、窓枠の脇に立てかけられてるのを見て
    ノンナが立てかけたままの松葉杖だ、とマンマは泣き出した。

    私もノンナがこの窓から外を眺めていた姿が想像できて、ノンナがここに居ないことをまた感じた。
    そして泣いた。

    4ヶ月という時間は過去の事にするにはたいして役にはたってなかった、こみ上げる悲しみ。
    そして、人が居なくなるということの重みを感じた。


    ノンナの寝室を出て、マンマが落ち着ちつくのを待って、台所へ移動した。
    捨てる前に鍋やら食器やら、私たちが必要なものがないかとマンマは聞いてきた。

    私たちは木ベラとテラコッタ(土鍋)をもらう事にした。

    随分以前にノンノ(おじいちゃん)からテラコッタをもらって、重宝しているのよ。と話をしたことがあった。
    それから祖父母は帰省するたびに「どれでもいいから持って帰りなさい」と言ってくれていて
    帰省が飛行機なので荷物制限もあって毎度持って帰ってこれるものではないけれど、

    P3162013.jpg 
    今回は小さくて、一番使い込んだテラコッタをもらって帰ってきた。

    P3162015.jpg 
    身内の不思議で、アンティーク嫌いのアモーレでさえこの汚れ具合がなんとも愛おしい。

    P3162012.jpg
    新品だったものも含めて全部ノンノとノンナにもらったもの。
    大切なものだけど、これからもガンガンに使っていこうと思っている。

    カラブリア(とかシチリアとか)には、ピンニャータPignataという豆専用のテラコッタがあって、
    pignata.jpg 
    ↑こういう壺のような鍋。
    ノンナもいくつか持っているのだけれど、私はこの豆の炊き方が分からない & 今の家が電気調理器なので、
    うちに持って帰ってきてもアジがないかな、花瓶になるかな。と躊躇して今回は持って帰ってこなかった。

    でも、うちに並べたテラコッタを見ていたら、やっぱりあと1つ、
    ノンナたちが使ったものがここにあったらなと思った。

    きっと、1つ持って帰ってきても、あと1つ、あと1つと思ってしまうかもしれないのだけれど。
    でもそれは、何か足りない感情を埋めるのではなくて、
    懐かしんだり、ありがたく思ったり、そういうためのものだから。
    悲しむためじゃなくて。

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    トウダイグサの咲く頃

    2015-03-12 21:58 / Category: 夫の実家はカラブリア

    P3091880.jpg

    畑のあぜ道にクローバーや黄色い花たちと混ざって咲いている
    この黄緑色の花は何だろうとずっと思っていた。

    今回の帰省中、その花たちは満開だった。

    名前はトウダイグサという、黄色い花とその周りが燈台を連想させるため。
    花を切ると白い液が出て、被れたり、食べたら吐いたりするらしい。

    なかなか見かけによらずフレンドリーさはない植物だと知った。


    それでも褒めてみるなら、トウダイグサは2年生植物だという。
    こんなに背が低い花なのに、寒い冬を越して春を迎えて一生を終える強さがある。

    P3091892.jpg 
    みんな太陽の方を向いて、がんばっている。

    それにしても触らなくてよかった。
    目新しいものに触りたい病の私にしては上出来だ~。


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    私の小さな哲学の道

    2015-03-11 08:13 / Category: 夫の実家はカラブリア
    今回は2泊3日でカラブリアに帰省してきた。

    こちらは寒いのに、南イタリアはすっかり春でした。

    と書きたいところだけれど、こっちと大差ない温度で逆に驚いた。
    お正月のほうが暖かかったぐらい。

    滞在2日目の雨が降る前に、青空がさす一瞬を狙ってカメラを持って行ってきた。

    PC270933.jpg 
    そこはいつもの畑。
    お父さんが育てている木々がある畑。
    こういう自然があっていいなーと思う一方、
    私には絶対こんな手入れが出来ない(なんでも枯らす女でもある)ことも分かっている。
    人が手塩をかけた畑に立って、自然を感じてる自分はなんて世間知らずの都会っ子だとも思う。

    オレンジを見ながらふと考える。

    誰に見られるわけでなく、一生懸命実をつけるオレンジ。
    大きいのも、小さいのも、皮が不細工なのもある。
    いくつも寄り添って成っているのも、実が木になったまま枯れてしまったものもある。

    強い風が吹くと、オレンジはぽたぽたと落ちてしまう。

    大腕を広げて、葉っぱをつけて栄養をつけて、太陽と経つ日時に育てられて、
    たくさんの実をつけたのに、せっかく大勢したのに、文句も言わず静かに土へと還っていく。
    そのほとんどが実を落とし、土へと還ってっていく。


    なんだか悲しい。

    私が食べて美味しいだのすっぱいだの言うオレンジの数は、ここからごくわずか。
    わずかなものしか私は知らない。


    人生だってそうかもな。

    自分の目に入ってくる情報は本当はとても少ない。きっと知らない物事は膨大なのに
    目の前の物事が全てのように、あれやこれやと言っている間に時間は過ぎていく。


    一生だってそうかもな。

    この木々は雨風に打たれても、暑さや寒さが厳しくても葉っぱを広げ、根を広げ、時期を待って実をつける。
    それなのに、その実がなる時間は短く、簡単に散っていく。
    かわいそうにすら思える。

    でもオレンジに心があるなら、きっと自分自身はそれを短いなんて思っていない。思わない。
    それは、自分とは全く別なものが客観的に見た姿なだけ。


    今の私は目の前にあるオレンジで言うとどのオレンジなんだろう。

     PC270942.jpg

    一人で畑に立って物の栄枯を見ていると、少しの時間そんなことを考えてみる。
    ここは私の取っておきの場所、ここは私の小さな哲学の道。


    まだこれからのオレンジでは青すぎる。
    たっぷりと自信を持って枝についているオレンジもまだ若い。
    風で今にも落ちるオレンジか。
    それとも、ついさっき落ちたような、これから地上の余生が始まるオレンジか。
    ちょっと萎れてきたオレンジか。

    私はどのオレンジだろう。と探してみる。
    アガスティアの葉を捜すみたい、自分の分身を探すみたいに。

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    ホットケーキの会

    2014-01-27 21:38 / Category: 夫の実家はカラブリア
    帰省中、私の携帯電話をいじって遊んでいた姪っ子姉妹が(正しくは従兄弟の子だけど姪っ子のように近い存在だから♪)

    「これ何?」

    と言うので携帯を覗き込んだら、そこにはホットケーキの写真が。
    DSC_0810.jpg 

    「ホットケーキ(パンケーキ)だよ、食べたことない?」とアモーレが言うと、
    「何それ?食べたことない」と答えるので
    「ドナルドダックがよく食べてるやつだよ、アメリカのおやつ。見たことあるでしょ」とアモーレが答えると

    paperino-pancake.jpg 
    この画像が浮かんだかは知らないが。。@google

    「ええええ~~~知ってる!!いいな~~どこで食べたの?ミラノのカフェ?!」

    と興味深々に答える彼女たちにアモーレは
    「違うよ、これはナビアのホットケーキだよ。うちにはポットケーキパティシエがいまーす」と言っている。
    「それってどんな味?この上にかかっているのは何?」と質問がどんどん沸いている姉妹。

    アモーレは言った。

    「しあさっての朝9時に来れるなら(それ以上遅いとおなかいっぱいでランチが入らなくなるから)、
    ホットケーキの会をやってもいいよね、ナビア?」


    「いいわよ、材料なら全部あるし(マンマはお菓子作りが好きなので何でもそろっている)


    と私が答えた時のこの姉妹の目の輝きよう(笑
    もう、かわいすぎる♪


    そしてお姉ちゃんのほうが、携帯電話を取り出した。
    マンマにしあさってのことを報告するのかな。と思って見ていたら携帯のスケジュール帳に
    「1月2日ホットケーキの会」って書き込んでるの(笑

    家は隣なんだけれど、遅れないようにって、もう3日後の朝の目覚ましもセットしてるの。
    彼女は今10歳。ずっとこんなにかわいく居て欲しいなー♪


    ホットケーキの会の前日、休暇中はお寝坊さんの彼女たちは
    「明日朝9時には遅れずに来るね~」と言って帰っていった。


    その夜、アモーレは
    明日は食べたことないものを食べるし、
    彼女たちの年ではアポイントを入れて行動することも珍しいし
    今夜はきっと少し大人になった気分でワクワクして眠れないと思うよ。
    いい経験をさせてあげれるね。


    と語るアモーレも少しワクワクしてるように見える。

    この人って、子供の心をよく理解しているやさしい人なんだな♪ なんて暖かい気持ちでその日は寝た。




    ホットケーキの会当日。


    姉妹はイタリア人らしからぬ10分前行動でうちに到着(笑。
    私が焼いているところから一緒にキッチンに居た。

    マンマのキッチンはやはり使い勝手が違うので、思うように綺麗な色になかなか焼けない。
    すでに数枚焦げてしまっている。


    それでもましに焼けたホットケーキと共に、ドナルドダックのホットケーキのようにかさ高く盛ってテーブルに置くと
    子供たちは歓喜♪ アモーレも歓喜♪


    それから自分のお皿に各自ホットケーキを取り分けていたけれど、
    アモーレの取っているホットケーキが失敗度が低いホットケーキだったので、

    「アモーレ、悪いけどアモーレは失敗度高いやつから食べてね」

    と私が言ったのは、いつもの私のお料理の主役はアモーレだけれど、今日の主役は子供たちだから。
    かわいいゲストたちに綺麗なものを食べてもらいから。
    アモーレは
    「ええ~~。どれも味一緒だし~。気にしなくていいよ~。綺麗なやつから食べた~い」
    とか言うんですよ?!
    アモーレ?あなたいつもうちで食べてるよね?ユズってやれよ?!

    この人って子供の心を理解してるんじゃなくて、子供なんだわ。。。


    昨日の夜アモーレを美化してしまったことを軽く後悔したけれど、
    食べ方を説明(ホットケーキの上には何をかけるとか)しているうちにアモーレ弟、マンマ、パパも食べに来たので
    私はそのままホットケーキ職人となり焼きまくった。


    今日のゲストの姉妹が言った。


    「ナビア、これは美味しくないわ。。。


    。。。




    。。。



    美味しすぎるの!!!」



    → と表現するのがこの子たちのマイブームらしい(笑 それもかわいい♪




    みんなバターだったり、砂糖だったり、ジャムだったりいろんな味のバリエーションを味わって、
    最後がヌテッラ(イタリアの会社のチョコレートクリーム)で終わるという

    ザ・イタリアンなホットケーキの会だった

    ことはブログで、ばらしておかなくっちゃ(笑



    次回の帰省時のホットケーキの予約、もう入っています~。



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    薪割りと暖炉に灯る火

    2014-01-20 07:56 / Category: 夫の実家はカラブリア
    PC250705.jpg
    よっと!

    ものすごいへっぴり腰で失礼。これは初めての薪割りの図。

    PC250709.jpg
    何度も斧が木にあたらず、7,8回目でやっと斧がささってバンザーイ!もつかの間、
    今度は斧が抜けないの図(笑

    PC250717.jpg 
    あまりにも大きな斧が使えなさすぎるので、
    私に満足感を与えるため、パパが小さい斧を持って来て、
    これなら小枝を薪にできるよ~と渡してくれたものの、
    やはり小枝のどの部分にも斧がささらず、パパが笑ってるの図(笑

    薪割りって難しい!!
    デビュー戦はなかなかの苦戦、惨敗だった。


    薪はもちろんこの辺りでも売っていて切られた薪を買うのが普通だけれど、
    パパは猟をするので森の友達が多く、
    あの木は年だから切らなければいけないとか
    この間の大雨で倒れてしまった木があるよ
    などと、まめに声をかけられるのだと。

    だからアモーレ家では、薪は買ったことがない。
    大きな貰われてきた木は、時間をかけてゆっくりとチェーンソーや斧でパパが薪にしている。

    パパは「森の要らないものを貰ってくることは、薪代もかからず、森にもやさしい、自然の恵みを生かしてるだろう♪」

    と得意げいつも語ってくれる。
    そして、いつも私が「手伝おうか」と言うと、「無理、ムリ。危ないよ」と止められていたけれど、
    最近体重が増えて、さらに年末年始食べすぎで持っていった服さえヨコジワが出来るぐらい私が大きくなってしまって(涙
    パパの忠告を聞かず運動がてらに手伝うことに。

    ま、結局手伝えてなかったけどネ。


    PC250691.jpg 
    そんなワケでみんなで薪割りレジャーを楽しむことに。
    奥の斧を持っているのがアモーレ、アモーレが薪割れること知らなかったー!!!
    マンマもパパもアモーレ弟は薪割りが上手っていつも話してたけど、アモーレのこと何も言ってなかったし。
    実家でアモーレいつもソファーで寝てるから、斧持てたのかーー!と驚いたワ。
    そうそう、こういうの出来るって男臭くていいネ♪


    PC250702.jpg 
    私の今回のお気に入りショットの1つ。

    天気のいい日の午後、親子二代、家族で撒き割り。
    久々に会う親子が薪を通して会話をしている。
    この大きな自然の恵みを、地味な力作業の繰り返しで小さく切りそろえ、その薪で暖をとる。

    ここにはまだスローライフが残っている。

    愛おしい空間。



    ヨーロッパの人は暖炉好き。
    暖炉は暖かいし、居間のインテリアとしても重宝されている。

    冬の長いヨーロッパの冬、暖炉の火を楽しみにしている人は多い。
    「暖炉の火は冬を過ごすパートナーみたいなもの。ステキなパートナーでしょ?」
    と、火を見つめながら話す人をもう何人も知っている。


    アモーレ家の暖炉も、パパの薪で暖かい火が灯っている。


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