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    親切貯金

    2009-06-08 17:31 / Category: イタリア生活☆見聞録
    私はてきとー人間だったり、無鉄砲なところがあったりするけれど
    いつも誰かに助けてもらったりして今まで過ごしてきた。

    周りの人だけでなく、旅先で知り合う人や新生活を始めた時や留学先の時。
    いつでも私の「困った」は、誰かの親切と知恵でクリアしてきた。


    私は「助けてもらえる体質」のようでその目に見えないありがたみには、感謝している。


    でも私は生まれながらに、そんな「ラッキーを引き寄せるパワーの強い人間」というわけでなく
    これは、自分がしたことが倍以上になって戻ってきているのだろうと考えている。


    私は人に道を聞くが、自分も人に道を教えることも多いし、
    通りすがりの人が困っていたら、とっさに声をかけてしまう「おせっかい体質」でもある。


    以前大阪の同僚と、

    「この駅は乗り換え多いから観光客も多いし、よく道を聞かれる」

    という話題になった時、

    「私も週3回くらいは道聞かれます

    と答えると、周りは多くて月2、3回だという。
    「なんでナビアだけそんなに多いんだ?」という同僚に、仲の良い先輩が、

    「ナビアと一緒に帰ってみー!
     電車の電光板で行き先を何度も確認してる人とか、切符の行き先を指で追ってる人とか、
     地図持ってる人とか、聞かれてもいないのに自ら声かけてるねんで~、
     あんた誰や、駅員か?(笑
     漫画に出てきそうな濃い大阪のオバハンやで~」

    と語られたとこがある。それくらいおせっかい(笑

    ***

    ある駅で路上で人が寝ているのを見かけた。どうやらここで生活しているらしい。
    が、私が歩きすぎるまでに、彼が握り締めていたビンが手から滑り落ちた。

    も、もしかして、、、今死んだ?????

    そう思ってそのオジチャンの元へ駆け寄り、「大丈夫ですか」と声をかけた。
    今死んだの?!怖くて彼に障れない。

    どうしよう。どうしよう。目の前で誰かが死んだ!!!


    近くの交番に飛び込みおまわりさんに声をかけた。
    彼は、「酔っ払いじゃないの?」とちょっと乗る気ではないが一緒に来てくれた。
    おまわりさんはオジチャンに大きな声をかけ強く、強くゆすった。

    「オジチャン、こんなところで寝ないでください。
     彼女が心配してるでしょ~、ほら~、オジチャン!!」

    オジチャンは動かない。それでもゆすりつづけるおまわりさん。



    。。。。。。???


    オジチャン生還


    はぁ~!!と安堵の息を漏らす私の横で
    おまわりさんは「ここで寝ないでっていつもいってるでしょ?お酒飲みすぎ!!」と言うと
    おっちゃんは「はい、はい。ごめんね~」と言って胡坐をかいた。


    。。。オジチャンの生還は日常のことらしい。
    それからその交番の前を通る時はちょっと恥ずかしくて
    いつも携帯メールしてる振りして早足で歩いていたっけな。。。


    ***


    そんな「イタイ親切」でも、それが私のクセであり、私らしさでもある。
    自分の思ったとおりに動ける環境で貯めた「(イタイ)親切貯金」を持ってイタリアに来た。

    ここに来て、人に助けてもらったり、与えてもらうことばかりの日々が過ぎた。
    助けてもらうだけの日々に、
    困ってる人を見て手を伸ばせられないのは
    「自分がここでは何も出来ないんだ」といつも少し気になっていた。


    最大の理由は「イタリア語がきちっと伝わらないから知り合い以外話したくない」だけど
    他にも
    ○道に迷ってる人に声をかけられない←自分も場所を知らない。
    ○銀行で、郵便局で、どこに並べばいいのか迷ってる人に声をかけられない←自分もシステムを知らない。

    といった理由もある。

    (多分、留学でイタリアに来ていたら気持ちも、もっとアグレッシブだっただろう。
    少なくとも「アイルランドで英語を!」と思って海外に出た時のアグレッシブ感で今、生活をしていない。)
    (良いか悪いかは抜きにして)



    というわけで、私は「親切貯金」の預金を崩す生活が続いていた。


    今年に入って、少し自分のペースで「イタイ親切」を出来る余裕が出てきたのを実感している。

    ○以前より少しだけ地理も分かってきたし、
    (こっちの人はエリアではなく「通り」で聞いてくる。
     ミラノ中の通りなんて分からないけれど、
    こっちの人も「知らない」と返すのを学んだ。
     聞きたい時はいろんな人に聞きまくることを理解した。)


    ○システム知らなくても、自分の思いつきを言えばいいと言うことも理解できるようになった。
    (つまりテキトー。こっちの人は従業員でさえ答えは十人十色。
     並んでる人に聞いたら千差万別な答え。

     で、結局「それウソでしたー、間違いです」ということもフツー)


    つまり、間違っていて当たり前。 
    一発百中な考え方ではなく百発一中で動いてるイタリア社会。
    1回でばっちり出来ないことをみんなストレスに感じているけれど、
    1回で出来る訳がないと見越して生活している社会。


    ということを、ようやく頭ではなくクセとして理解するようになった。
    そうなると、私の「イタイ親切」もなんとなく復活してきた。

    先日スカラ座付近で地図を出してクルクル回転させている日本人観光客を見た。

    彼女たちに寄って行き


    迷ってますか?←迷ってると決めつけ(笑」


    と声をかけ、戸惑う彼女たちに道を教えた。


    イタくても親切(笑 これが私の「親切貯金」。


    自分ではこちらの生活にそれほど抵抗なく、何も変わらず過ごしてるつもりだったけれど、
    やっぱり自分らしく出来てないこと多いかも。でも3年目でようやくペース取り戻してきています。

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