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    アフリカーニの現実

    2007-03-31 22:23 / Category: 心に響く話
    昨日で終わった学校に行って

    (関連話)
    イタリア語語学学校ゼロEuro、足代、ランチ、学費込み
    アリサババ フフン
    イタリア人は子供より犬が好き

    一番よかったことはまだ出会えてなかった人たちと出会えたこと。

    それは立場のまったく違う人たちアフリカーニだった。
    出会ったアフリカーニは国に住めなくなったか、国を追われてきた人だった。
    いわゆるボートピープルと呼ばれる人たちだった。

    ある人は自分の国を車で4日かけ他国へ向かい、そこからさらにジープでサハラ砂漠を10日かけて他国へ脱出。
    そこからモーターボートで3日間かけてイタリアのシチリア島へ着いた。
    (ちなみにシチリアはアフリカから近いので移民希望者がめざしやすい)
    そんな思いをして今ここにいる。

    最初の頃はそうとも知らず、語学を覚えたての人の特有のありきたりの質問をたくさんぶつけた。
    「どこから来たの?いつからきたの?何しに来たの?」
    「どこに住んでるの?昨日なに食べた?」
    「家族は何人いるの?ご両親はどこに住んでるの?何をしてるの?」

    彼らの反応は、
    「イタリアしかなかったから来た。」
    「住む場所はまだないよ。昨日の晩ご飯はビスケットとミルク食べたよ。」
    「弟がいたけど死んだ。両親も死んだよ。でも、叔父なら国にいるよ。」
    だった。

    ある日、50,000,000ユーロが宝くじで当たったという記事が新聞に載っていたのを受けて
    先生が「同じ立場だったらどうする?」と1人1人に聞いていった。
    私が一番最初に当てられた。

    「ここにいるみんなに1つづつ家を買ってあげる!余ったお金で大きい船を買ってみんなで旅行に行こう!」

    と答えた。
    その後、それぞれの生徒が答えていった
    「国に帰りたい(アフリカーニではない人だけれど)。国に帰って両親と自分に家を建てる」
    「国に帰れないからイタリアの田舎に大きい土地を買って工場を経営するよ」
    「家族みんなをイタリアに呼びたい。」

    私は、日本で生まれ育って、幸せしか知らないだなぁと少し恥ずかしくなった。
    幸せしか知らないことはものすごくラッキーである。
    そしてそれでいいとも思う。
    けれど、知らなかった現実が大きくて重いのことが恥ずかしくなった。

    私が知っていたボートピープルとは本やテレビからであった。
    本やテレビで、自分の状況を語れる人はこれまたラッキーだと思う。
    それだけ訴える力がある人だとも思う。
    けれども多くの場合は私も同様、そんな力や恵まれたタイミングはない。
    単なる人である。
    今彼らはクラスメートで、友達であり、電話番号やメールアドレスだって知っている。
    隣に座っている人がそんな違う世界で生きてきたということにショックだった。

    彼らに聞いた話では
    イタリアに入国後希望する都市に振り分けられる。
    その後は路上で生活する人もいる。
    もしくはカリタス(カソリックが運営している)
    と呼ばれる集団宿みたいなところに6ヶ月間は無料で住むことが出来る。
    教会では食事が与えられる。
    つまり、カリタスにいる間6ヶ月間は寝る場所がある。
    その間に彼らは生きていくすべを見つけるのである。


    ある日、生徒が1人遅刻していた。
    先生は今朝の新聞を広げながら「たぶん彼は今日こないだろう」と言った。

    「彼の住んでいるカリタスで昨日1人自殺者がでたから、警察が彼らに事情聴取をするから今日は彼はこれないだろう」

    と言った。
    そして彼はその日来なかった。

    後日彼が来たときに先生もみんなも「残念だったね。。」と彼に声をかけた。
    彼は、
    なくなった友達は国を逃れてイタリアに来たけれど、
    ドキュメント(パスポートとか、社会保険ナンバーとか働くために必要な書類すべてをさして)の
    取得にトラブルがあったみたいで、それがないと働けないし、働けないと生きていけないからとってもナーバスになっていた。。。
    と語ってくれた。


    国を離れて生きていくためにイタリアに来たのに生きていけなかった命の重さ。
    心が痛かった。


    続く~
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    コメント:
    hone  1. ひとは幸せしか求めない。

    それが、ひと(人間)の宿命。
    だから、「幸せとは?」と考えるし、カタチを切望するし、得られないと絶望する。

    日本で生まれ育った幸せと、あなたがアフリカの現実に気付いた幸せは、私には同等に思えます。
    どちらの幸せも、あなたにとって大きい。大切に。

    アフリカとアフリカ-ニが苦しんでいるのは、何がどうなっていて誰が何をしているからか・・・
    知りたくなったでしょう?
    2007/04/01 00:26 * URL [ 編集] | TOP↑

    Sette  2. 現実

    情勢が安定していないところも多いんだろうね。生きてきた環境によって、思いつくものとかも変わってくるからそれはそれで違ってもいいけれど、他の国のことを知るって大切だね。自分の事にだけ一生懸命になりがちだけれど。世の中の事をひとつでも多く知る事が出来る機会があるのはとても幸せな事だと思う。知る事が辛い事であってもね。「知らない」って事は本人を幸せにもするし不幸せにもする。知らないって事は残酷にもなれちゃうのよね。読んでいて考えさせられたし、ちょっと辛かったわ。これからもそういう場面に出会うだろうし(私にも、他の人にも言えることね、これは)自分以外のことで考えさせられたり、心が痛んだりもするけど、それってきっと大切なことなんだよね。それに気づく事ができるのは素敵なことだと思う。
    ここまで書いて何をどう書きたいのかわからなくなっちゃったわ(汗) 長々と書いちゃってごめんね。
    2007/04/01 17:47 * URL [ 編集] | TOP↑

    ナビア  3. コメントどうも☆アフリカーニ1

    hone さん
    ほんとに友達として知り合えたことは出会いだと思っています。出会いはいつでも必然だと思っています。
    アフリカーニの国の脱出理由は国によってさまざまなようです。honeさんがおっしゃるようにそうなった理由を知りたいという感情より、今はもっと目先のことになってしまいますが「彼らがいい仕事つけるるように」という気持ちのほうが今は強いです。難しい話にコメントくださってありがとうございます。コメントいただけてうれしいです。


    Setteさん
    素直なコメント書いてくれてありがとう。うれしいです。私もSetteさんと一緒で何をどう書きたいかって書いてるうちに分からなくなってきてましたが(笑 でも、やっぱりせっかくこちらに来て感じたこと、知ったことだったので聞いて欲しかったんです。私にもこれから福祉にめざめるわ!とかそんな感情はありません。ただ、友達が幸せと思ってイタリアで住める日が1日も早く来るようにと、それを手伝えることがあれば小さいことでも助けになりたいなと思います。
    Setteさん、遊びにきてもらいながら、「辛かった」気持ちにさせてすみません。でも一緒に考えてくれてすごくうれしいです。ほんとありがとう。
    また彼らの続編いつか書きます。でも今度は楽しい話です!
    2007/04/01 21:24 * URL [ 編集] | TOP↑

    aishitewantyou  4. 無題

    私たち日本人は平和ボケしてる。
    こういうことが今この時にも起こってるなんて
    実感が湧かない。
    だから目の当たりにすると 本当にショック。
    だけど そのショックが必要なんだよね。
    2007/04/02 12:20 * URL [ 編集] | TOP↑

    ナビア  5. コメントどうも☆アフリカーニ1

    桃毛さん
    コメントどうもありがとうございます。なんだか現実とかけ離れた現実の中で目の前の人はいたんだなぁと思うとショックでした。なんだか本とかテレビとかで感銘をうけたりするくらい遠い気がしてたんですよね。言葉に出来にくいけどショックでした。
    2007/04/05 04:58 * URL [ 編集] | TOP↑


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