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    一緒に過ごす贅沢

    2011-02-04 09:16 / Category: イタリア生活☆見聞録
    2週間ほど前誕生日ケーキを迎えた。ぱちぱちぱち。
    今年の誕生日は月曜だった。
    誕生日前の最後の週末の金曜日、午前0時をまわった頃、
    私はベットに入った。アモーレはごみを(敷地内の大きいゴミ箱に)捨ててくると言って
    出て行った。

    数分後、「ただいま」と言って帰ってきたアモーレと一緒に、
    もう1人の声が「ただいま」と言っている。
    聞きなれた声に起き上がると、アモーレの弟がそこに居た。


    「寝てるとこごめんね~~!!
     今年のナビアの誕生日を一緒に過ごすために来たよ~~!!」



    わーーー!!
    わーーーーー!!
    何?今カラブリアから着いたの??
    ええ~~!!すごいサプライズ!! 部屋汚くてごめん(せめて言ってくれればちょっとかたずけたのに)!!
    とりあえず、寒いでしょ、リキュールでも飲もうよ!!



    と、パジャマのままで団欒した。
    アモーレ弟にもアモーレにもこのサプライズ、すごくありがたい気持ちでいっぱいだった。


    こちらで姉妹のようにしてる日本人の友人にその話をしたら

    「サプライズって(勝手に)来られて、そっちに泊まるんでしょ?それって喜ぶとこなの目?」

    と言われて、あ、確かに日本人としてはその感覚正しいかもって思った(笑
    確かに下手したら日本ではちょっとした迷惑行為とみなされるかも?

    私単純にうれしかったから、そこの感覚はイタリア人になっちゃったかもしれない(笑

    なぜ単純にうれしかったか。

    やっぱり家族や親友はいつ来てもウェルカムな体制が自分の中にできている。
    それは気持ちだけじゃなくて、客人が来てもなんとかOKなレベルに部屋を片付けるようになったことが大きいかな(笑。

    実はこちらに来た頃はてきとーO型の悪い癖、部屋が散らかっている。という日もまぁまぁあった。
    けれど、アモーレの実家に帰るたびマンマの背中を見て学ぶじゃないけれど、
    とにかくどの部屋もチリひとつ落ちることなく家中を掃除する姿を見て、
    私たちが今住んでる家は大きくもないのだから、ちょっとはまんまを見習おうと思った。
    数年たってようやくちょっとまねができるようになった。

    あと、そんな調子でイタリアのマンマたちは家中を磨き上げているので、どの家も片付いている。
    そして、家事のちょっとした合間に電話することもなく突然、隣近所、いとこなどが
    訪問してくる。
    (たぶん田舎のほうが顕著だけれど、ミラノのうちの近所でも
     夏には庭に別の近所のおじい、おばあがパジャマのような普段着で散歩がてらに来て談笑しているので
     都会でもあると言い切れる)

    正直アモーレ家でそれを見た最初の頃は、
    「このおばはん、1日2回もくるんや。。。」
    「。。。このおっさん、ほんまに通りがかりに来たんや。。。」
    といった衝撃に近いものがあった(笑
    ま、おかんの田舎、久米島でもそんな光景を見て子供心に衝撃あったけど。


    どの人も近所、もしくは車で30分以内の距離だったりするので、
    お茶を飲むわけでも、水を飲むわけでも、チョコを食べるわけでもなんでもない。
    ただ、来て、椅子に座ってしばらく談笑して帰る。それだけ。

    私はそれに馴れてなかったので、ワカラナイなりに相槌うったりしてたけど、
    となりのアモーレを見るとおっさん無視してテレビ見たり、携帯いじったりしてる。

    ええ~~~!!私だけ、おいてけぼり?? 
    ちょっと、わかってるふりしてるんだから訳してよ~。(←ナビア、必死)


    なんて思ってると10分後には「あ、その話だけど、こないださ~」といきなり
    おっさんの話に入っていたりして、すごく自由な会話を感じた(笑
    でも、小さい頃からこういう環境でそだってるから、慣れたもんなんでしょうね。

    そんな関係を見て学んだことは、
    最初と最後の挨拶だけして、あとは適当に話したいこと話して、
    自分に関心がなければそっぽ向いていていいんだ。
    その場に居たらいいんだ。なんだか大きい家族みたいな関係だ。
    ということ。
    その場に居て一緒の時間を過ごすということ。。。


    「家」にはいつも人が集まって、笑い声がある。


    来るもの拒まずの「家」ということは、
    常にきれいに保つ必要があるし、ゲストが居心地がいい環境をつくる習慣が必要だから、
    結果としては自分の「家」がどんどんいい環境になると思う。

    寒い日も、暑い日も、雨の日も。
    わざわざ訪ねてきてくれるゲストは本当にありがたい。



    アモーレの遠縁の叔父に会いに行った日のこと、
    いつものとおり、もちろん突然訪れた。
    そんな私たちを見て
    「うわ~!今日は誰も来てくれないと思っていたけど、夕方になってこんなサプライズが待ってたなんて!」
    と言ってくれたことがあった。


    また別のとき、

    出先から友人の家が近いことを思い出した私は友人をお茶に誘う電話をした。
    友人は「だったら家においでよ」と呼んでくれたので、お邪魔することにした。
    お茶をしていたらあっと言う間に夕方になったので、「晩御飯食べていってよ」と
    すすめてくれるが、どうしようか迷っていると、
    だんな様(シチリア家系)が帰宅したので、
    「ごめんなさい、ついつい甘えてこの時間までいちゃったよ~!!」
    と言ったら、
    「ナビア~!!うれしいよ~~なに?通りかかったの?で来たの?良く来てくれたよ~~!!
     ご飯を食べていけばいいじゃないか。
     君は大切な友達だから、もし豪華な食べものがあればそれを出すし、
     何もなければにんにくとオリーブオイルだけのパスタでもいいだろう?
     見栄は張らないよ、大切な友達と一緒だとなんでも美味しく感じるものでしょ。
     大切なのは一緒に過ごす時間だからね。」

    と言った。

    私の友人は「ほら、そう言ってるし食べていって」と言って
    暖かく微笑んで夕飯の支度にとりかかった。




    アモーレは私の友人が
    「ごめん。今日時間がなくて手ぶらできちゃった」という度に
    「家族のようなものなんだから、何も持ってこなくていいだろう」と答える。


    その言葉の裏にはやっぱり、一緒に過ごす楽しい時間が大切なだけだから。という
    意味があるんだなぁ。と感じている。


    イタリア人は特に大切な人と一緒に過ごすことが、
    大切な人に時間を費やすことが一番の贅沢とキザでなく感じていると思う。
    そしてそれをさらっと言動に出せるところが私なんかをちょっと感動させたりする。
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    コメント:
    mahaloba  1. ご無沙汰してます☆

    なぜかアメバのシステム障害かいつもチェックリストで更新されると表示されてたnaviaさんの記事がでなくなってたの。

    あれ・・・?と思って調べてみたらちゃんと更新されてるし昨日からまとめて拝読してました。

    友人を家に招くの私も大好きです。けれど、確かにイタリアの方にくらべて私の友人と呼ぶ幅はかなり狭いかな。。

    あと、やはり招かれたら嬉しいですよね。最近 ある程度散らかってたほうが訪問者もリラックスするのかな。。。なんて思ってます。

    そちらでは年齢関係なく招きますか?なんとなく私の場合は友人関係でも目上の方から招いていただければ私も招きやすいのですが、その点がまだまだ自然になれてないの。

    あと。。職場でなかなか大変だったのですね。けれど、毅然とした対応されて本当に良かったです。と、同時に自分がもっとイタリア語を勉強してたら。。。て自分を責めてしまう気持ちも凄く良くわかります。

    Naviaさんどんどん強くなられてカッコイイですよ。

    会社のカラーとしてはヨーロッパ系大企業以外は似たよう傾向があると思います。。。

    ではでは!
    2011/02/04 10:07 * URL [ 編集] | TOP↑

    Alice.it  2. こんにちは

    Naviaさん、この前はスカラ座の写真、それにコメントおおきにっ! そうですね~今日のNaviaさんのブログ記事のようにイタリア人の人たちは寛大というか、いっしょに過ごす時間を大切にするというか・・・ハートが大きいですね。私は個人的には、突然の訪問は好きではありません。よく昔、夫家族が突然やって来るので、時々むっとしていたこともありました(特に夫と喧嘩の際中とか喧嘩後とかね。っで夫の態度がころっと変わるところが許されへんかった)。でもイタリア人の人たちは、突然の訪問でもみんなとても喜んでくれますよね~!きっと日本人よりも人にどう思われるとか、片付いてないとか気にならないのでしょうね。素晴らしいですね☆
    2011/02/04 11:30 * URL [ 編集] | TOP↑

    Junbug  3. おひさしぶり。

    えぇ日記や・・・・><
    Home away from homeですな。。
    2011/02/04 14:28 * URL [ 編集] | TOP↑

    minimam  4. 無題

    ナビアさんこんにちは(*^▽^*)

    イタリア人のその感覚とっても好きです、大好きな人と過ごす時間はどんな時も楽しいですよね

    突然の訪問もサプライズみたいでたのしそう~♪
    日本人特有の「突然お邪魔したら申し訳ない」という相手への気遣い出来る事も素敵ですが
    「あなたに会いたいからきちゃった!!」っていうストレートな感じ日本にもほしいな~(*^▽^*)
    2011/02/05 13:11 * URL [ 編集] | TOP↑

    Navia  5. 無題

    わかります~!!カラブリアの田舎に住んでいる私は、本当にそんな事がしょっちゅう。
    最初は日本人の感覚で、アポなしにこんな時間に人の家来る??!!とか思っていましたが、最近は無理をしない程度に料理を作ったり、おしゃべりができるようになったので、ずいぶん楽になりました。
    無理をしてストレスを溜めてお話をするより、無理せずある物で自分の出来る範囲で楽しく時間を過ごすのが大切ですよね☆★
    2011/03/02 03:08 * URL [ 編集] | TOP↑


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