スポンサーサイト

    -------- --:-- / Category: スポンサー広告
    上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
    新しい記事を書く事で広告が消せます。

    にほんブログ村 写真ブログ フォトエッセイへ

    このブログのRSSはコチラ → ★

    ゴットファーザー

    2011-06-14 22:40 / Category: イタリア生活☆見聞録
    カトリックな宗教的な意味で「パドリーノPadrino (英語で言うとゴットファーザーgodfarther)」というのは、
    洗礼式において、親と共に子供の洗礼式に出席する、大切な立会人のこと。

    英語でも父「father」の単語に神「god」を意味する言葉がついているし、
    イタリア語でも父親「パードレpadre」の単語に小さいなどを意味する「~ino」がついていることから、
    「小さい父親」つまり 「2番目の父親(と私は意訳している)」と将来なりえる、
    その子供にとっては大切で、大きな存在となるのがパドリーノの役目である。

    通常、将来渡って信頼出来る相手を男女1人ずつ選ぶものなので、
    親は自分の親兄弟や、大親友を子供のために選ぶ。

    パドリーノ(ゴットファーザー)に選ばれることは、その子の「第二の親」になるということ。
    両親に何かがあった場合は、親代わりになりその子を見守っていく事も辞さない覚悟も心得る。
    ということも心のどこかで考えなければならない。

    つまり、親は、わが子を安心して任せられる。そういう人物を選ぶことになる。
    もちろん、パドリーノ(ゴットファーザー)に選ばれるということは名誉なことで、
    喜ばしいことなのは言うまでもない。


    私はイタリアに来てから、「パドリーノ」という言葉と存在の力に驚いている。


    ある年、姪っ子の3歳のお誕生日会を庭で開いていた。
    カラブリアに行くと彼女はいつも私に絡まっているので、あの日ももちろんそうだった。
    そのとき、ある車が到着した。
    彼女は、あわてて走り出し、私に

    「ナビア、早く~! パドリーノが着いたよ~!」

    と言って、抱っこされに行った。
    他のお客さんが来ても、普通に私にまとわりついていたのに、
    車を見ただけで走り寄って、子供なりに私にパドリーノを紹介しようとしたのである。
    ほんとうに驚いた。
    そして、ここがイタリアなんだと感じた。
    まだ、3歳の子供なのに、宗教と文化が一緒になって、イタリアらしい風景を作っている。


    近所の子供がいくつ目かの洗礼式をした時に、庭でブッフェパーティーをしていた。
    週末だったので、私たちも家に居たので庭の様子がよく分かった。
    彼らがケーキタイムになった頃、コンフェッティconfettiと呼ばれる砂糖菓子(祝い事の時に配る習慣がある)
    をうちにもおすそ分けに親がもって来てくれた。
    自分のパーティをしてもらってる子供はちょっとおめかししながら、
    親の横で、

    「ナビアたちもケーキ食べにお庭においでよ、私のパドリーノを紹介するわ」

    と言って、私たちを庭まで運んだ。



    大人になっても、もちろんパドリーノは偉大だ。
    休みの日程が合わず、夏の帰省を早めようと計画していた友人は、

    「あ~、もう!めんどくさいわ。
     チケットも高いけど日帰りでローマに行ってくる。
     今回はパドリーノたち(パドリーノ(第二の父)とマドリーナ(第二の母))
     も来るっていうから
    しょうがないわ」

    と言って強行で帰省を決めたこともあった。



    この週末、スイスに住むいとこ姉妹の姉の子がバテッジモBattesimoと呼ばれる
    洗礼式を行ったので出席した。

    この姉妹の妹には、姉とひとつき違いの娘がいる。
    妹はいわゆるデキ婚で、この8月に結婚式を挙げることになっている。
    私たちももちろん、挙式に出席することになっている。

    洗礼式からの帰り、この妹夫婦が言った。


    「8月に挙式をあげる時に、娘の洗礼もしようと思ってる。
     そこで、、、
     アモーレとナビアにこの子のゴットファーザーになってもらいたいなって思ってる」


    と告白された。
    私は、感動した。
    まだ、人の親でもない、私が第二の母の役割をもらえる。という喜び。
    そして、小さい命の後継人に選んでくれたという喜び。

    この子が大きくなったら、「ゴットナビアちゃ~ん!!」
    と抱きついてくれるのかしら?
    この子がゴットナビアを大好きになるように、
    この子が話せるくらいになる頃には
    私もイタリア語ぺらぺらになってないといけないわね。

    なんて考えると、
    「子供のためにまず自分が成長しなくちゃ!」と思えてきて、
    ナビア叔母ちゃんは、すっかりゴッドねーチャンな気分になっている。


    ちなみに、私はカトリックではないので、
    カトリックじゃない私がマドリーナになれるの?という疑問が残っている。
    どうやら、けっこう司祭さんの意見によるらしい。

    ただいま、OKかどうか確認中。

    関連記事
    スポンサーサイト

    にほんブログ村 写真ブログ フォトエッセイへ

    このブログのRSSはコチラ → ★

    コメント:
    yuki  1. なるほど!

    イタリア語では洗礼式立会い人をパドリーノって言うんですね?! ・・・うちの辺り、方言でみんなコンマーレって言います。確かにコンマーレには、NataleやPasuquaにプレゼントを渡したり渡されたり、ずっと関係していきますよね~!
    選ばれるってどんな気持ちか、と想像してみると、やっぱりシャキっとした気持ちになりますね!!
    絶対その子は、ゴットナビアさんを大好きになりますよー!!
    (しっかりしたイタリア語知ってないと、だめですねぇ。方言とイタリア語の差がわからないから、困り者です・・・(TωT)
    2011/06/15 02:34 * URL [ 編集] | TOP↑

    Navia  3. コメントどうも☆

    yumi さん
    あ、でも南ではコンマーレって言うってうちの夫も言ってます。たぶん方言じゃないかも?夫がイタリア語だって思ってるのかな(笑
    今から洗礼式楽しみです。私が出来たらの話なんですが。。ま、お約束としてまだokなのか返事はきていません。絶対返事はぎりぎりだと思います(笑


    yukiさん
    そうそう、実はかなりてきとー(笑 かも。 okが出たらいいなってすごく思います。どんな形であれ親に選んでもらえるなら♪
    2011/06/23 00:55 * URL [ 編集] | TOP↑


    コメントの投稿














    管理者にだけ表示を許可する


    | ホーム |
    Page Top↑
    ▲ Page Top
    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。