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    長旅の準備

    2012-06-28 21:20 / Category: 夫の実家はカラブリア
    友人の結婚式に出席するためにカラブリアに帰省していたが、
    短い滞在中、いろいろ考えることの多い帰省になった。


    アモーレ実家は2世帯ハウスで、上がアモーレ実家、下が祖父母の実家になっている。
    下に住んでいる祖父母はマンマの両親で、もとはパパの両親が住んでいた随分前に2人とも亡くなってしまった。


    マンマの両親は、どちらもカラブレーセ(カラブリア人)なのだが、貧困な時代、仕事を求めてスイスに渡った。
    その頃には彼らには2人の幼い子供(叔父とマンマ)が居たが、まずはノンノ(おじいちゃん)が仕事をしながら
    新しい土地となる場所を把握して、次にノンナ(おばあちゃん)も働きに行き、
    (昔のスイスへの移民は大人には仕事のVISAがないとだめだったらしい)
    ようやく家族でスイスに渡ることが出来た。

    その後、祖父母にはもう1人子供が出来て、マンマは3人兄弟になった。


    夏には必ずみんなでカラブリアに帰省していた。
    そしてカラブレーセのパパと出会い、マンマだけカラブリアの土地に戻ることになった。
    戻ると言っても自分には馴染みのない習慣、生活で暮らすことになる。


    その後、叔父はスイスで家族を持ち、
    一番下の叔父は、イタリアに住むことを決めた。


    祖父母が2人暮らしに戻った頃から、もともと身体の弱かったノンナの病気が重くなり、
    医者に「ここの空気は彼女の身体には合わない、もってあと1,2年だろう。」と宣言された。


    カラブリアに嫁いでからノンナにほとんど会っていなかったマンマは、
    (身体が悪くノンナは長旅が出来ないので、いつもカラブリアに訪ねて来る時はノンノだけだった)


    それなら最後は世話をして見取りたい。と申し出た。


    カラブリアの暖かく、風のある空気なら状況は変わるだろうとお医者さんも言ってくれたらしい。
    そうしてノンナとノンノは、スイスを去る覚悟を決め、カラブリアの土地に戻った。


    その後ノンナは10年以上も、今でもカラブリアで暮らしているのだから
    その土地の空気というのはとても重要なのだろう。


    そんな訳で今までいつも「身体の悪いノンナ」のイメージがあったのだけれど、
    実は去年の夏、元気いっぱいだったノンノが病気になり、毎回帰省する度に衰弱している。


    去年の11月に私だけ日本に帰省したけれど、
    その時も実は容態が落ち着くまで帰国キャンセルを考えていたりする日々だった。


    もしかしたらあの頃が一番容態が悪かったかもしれない。
    息を吹き返したノンノは、

    「ジュセッペが上手く連れて行ってくれなかったよ」
    (その数ヶ月前に亡くなったノンノの友達)

    と言ったらしい。


    病気の進行と付き合いながら余生を生きているノンノ。
    あれから、歩くのもやっとなノンノだけれど、意識はしっかりしている。
    最近はめっきり食も細くなってしまったノンノは自分の意識がしっかりしているうちにと言って
    先日、ノンノは自分の子供たちに遺産分けをした。


    彼は、静かに旅立つ準備をはじめている。





    ノンノにはまだまだ頑張って長く、長く居て欲しいと思う。

    本当に若い頃からいろいろ大変な決断に迫られる人生だったと思うけれど、
    最期まで自分で決めて終わろうと準備しているノンノの人生。


    それは誰もが出来ることではない人生だと思う。
    ノンノはすごく強い人で、ノンノはすごく幸せな人だと思う。

    DSCF5183.png
    台所の天井についている扇風機を交換するように頼まれたアモーレと叔父。
    ノンノもヤジで参戦中(笑

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    コメント:
    yuki 
    読んでて涙ぐんできちゃいました。。。

    そっかー、そんな歴史があったんですね~。マンマの判断、素晴らしかったですね。それが無かったらって思うと・・・。

    人間は死んでいくものなんだって頭ではわかっていても、大切な、大事な人との別れが近いって感じるとどうして!!って思っちゃいますよねぇ。ノンノもノンナも長生きしてくれますように(うちのも含む)。
    2012/06/28 22:23 * URL [ 編集] | TOP↑

    yumi 
    今ではノンナよりノンノの方が調子悪いのですか?
    私の日本の祖父も5月に亡くなってしまいました。訃報を聞いてから帰国を準備するのは間に合いませんでした。お葬式に参列出来なかったことが残念で仕方ありません・・・。
    でも3月に日本に帰国して最後に名前を呼んでもらった思い出を大切にしていきたいと思います・・。
    自立した強い人ですね、ノンノ。家族としては考えたくない事でも、でもそうやって現世に心残りなく・・・という事でしょうか。
    長生きしてほしいです。お別れはとても寂しいですから・・。
    2012/06/29 02:30 * URL [ 編集] | TOP↑

    ノンノも? 
    ノンノがいたなんて、ほとんど知らなかったよ!(どこかで登場したことはあったかもしれないけれど・・・)

    今まで、「下にすむノンナ」の話がほとんどだったでしょ??だから勝手に、ノンナは一人で下に暮らしてるイメージで読んでた。

    弱っていくとはいえ、まだ2人とも健在なんて、けっこう稀だよ。暖かい土地は、いいよね。
    2012/06/29 09:03 * URL [ 編集] | TOP↑

    erieri 
    主人の祖父母は皆亡くなっていて、主人の父もすでに鬼籍に入っています。
    まだまだ元気にお話できるノンニをお持ちのNaviaさん、幸せですよ。家族の歴史、皆が小さかった頃の話、色々聞く事ができますもの。

    自分の「後」を考えられる人って、強くてしなやかなイメージがあります。
    ワイワイと野次を飛ばすノンノの姿がある日常を楽しんでくださいね。
    Naviaさんがノンノの野次に「困っちゃうな~」と思う日が一日も長く続きますように^^
    2012/06/30 05:09 * URL [ 編集] | TOP↑

    コメントどうも☆長旅の準備 
    yukiさん
    ほんとうにマンマの判断は素晴らしかったと思います。開拓者として苦労した両親とカラブリアで過ごしているマンマにはいつでも仕事がたくさんありますが、それが家族だからと笑って答えるマンマも強い人だと心から思います。
    Yukiちゃんところのノンナもノンノもうちもみんな元気で長生きしてもらいたいねー!


    yumiさん
    お爺様の件、残念でしたね。。。やはりというか、覚悟しなければいけないのは海外に居るということは家族とのお別れがきちんとできないということなのでしょうか、さびしいですね。。。私の両親は北海道&沖縄出身で大阪で家族をつくったので、その言葉は昔から親に叩き込まれました。(昔は国内エアーも驚くほど高かったし、沖縄に関しては台風で飛行機が飛ばない事も多いので。)今は私も父母の元から離れているので、両親が語った決意が自分でも実行しなければいけない立場なんですよね。。。


    パナやん
    そうなの、ノンノ居る居る。ノンノの話って書いたことなかったかなー?そうだったっけ。でもすごく存在感があって、元気いっぱいな人だったの、病気するまでは。もしかしたらアモーレファミリーで一番最初に家族としてかわいがってくれたのはノンノだったかもしれないなー。


    erieriさん
    ありがとうございます。たまにしか会えないノンノですが、彼の強さや明るさは他の誰より強く、存在が大きい気がします。ノンノの人生は素晴らしいと思います。
    2012/06/30 17:46 * URL [ 編集] | TOP↑

    Michie 
    Naviaさん、私もそう。遠くに住んでる限り、親の死に目には会えないかもしれないという覚悟で、それでも結婚しました。考えようによっちゃ、近くに居ても会えない人もたくさんいます。(私の元同僚が言ってたの。「うちの両親、バカンスの途中で、交通事故に巻き込まれて、親戚のおじちゃんおばちゃん夫婦と4人で即死だったよ。死に目に会うも何も、そんなの全然なかったから。」だから、外国に居るから会えない、ということは一概に言えないですよね。それより、元気なうちに、少々無理しても、一時帰国をして、一緒に過ごす時間を作るほうがいいんじゃないか、と私は思います。考え方は、人それぞれですけど…。
    2012/07/03 16:55 * URL [ 編集] | TOP↑

    コメントどうも☆長旅のMichieさん 
    ありがとうございます。「死に目」ということと「距離」のことばかり考えてしまっていましたが、いつ、どういう形でお別れがやってくるか分かりませんものね。ノンノのように生きてる人生を背いっぱい生きる!というお手本があるのですから、私も両親が元気なうちにムリしてでも一時帰国して一緒に過ごす時間をつくりたいとあらためて思いました。Michieさん、ありがとう♪
    2012/07/05 05:47 * URL [ 編集] | TOP↑


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    まとめtyaiました【長旅の準備】
    友人の結婚式に出席するためにカラブリアに帰省していたが、短い滞在中、いろいろ考えることの多い帰省になった。アモーレ実家は2世帯ハウスで、上がアモーレ実家、下が祖 まとめwoネタ速neo[2012/06/29 23:04]
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