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    雪月風花

    2012-11-19 22:06 / Category: イタリア生活☆見聞録
    この日曜日、担当している書道教室の作品を展示する機会がありました。
    (コモで書道教室をさせて貰っています → それはこんな流れから)

    私は既に用事があったため、残念なことに足を運ぶことが出来なかったのですが
    人の入りもあり楽しかったと友達が教えてくれました。とてもうれしい限りです。

    展示されている様子が見れなかったのは残念ですが、今回はこういうものを準備しました。
    まず、書道教室の様子が分かる写真が欲しいと言われたのでパネルにしました。

    DSCF7827.png
    ブルーの「書道」という文字以外(つまり下の写真)は生徒さんが書かれた文字です。
    上手でしょ~~?!

    DSCF7830.png
    彼らの展示作品を額に入れました。本当に上手です。

    展示作品を各人、別の文字にするか考えましたが、

    文字としての優劣ではなく、
    同じ文字でも内面が違うと(人が違うと)内から出てくるものが異なるから、作品が異なる

    という書道の楽しさも見てもらいたいと思い、同じ文字で出品しました。
    ちなみに「虫の声」というのは10月のレッスンで使った言葉です。俳句の10月の季語になります。
    レッスン中、生徒さんたちは
    「10月のコモには虫の声なんてしないけどね、寒いもの」
    なんて冗談めかしながら書いてらっしゃいました(笑


    ところで、私にもいくつかの課題が出されました。1つは、
    「素敵な半紙があるので、そうね、 イタリア人ウケする源氏物語から和歌とか何か選んで書いてください。」
    と言われました。

    ハードルたかいぞー!! いや、先生として展示できるレベルの字じゃないし。。 

    そもそも源氏物語の和歌知らないし(涙。。。と思いながらネットで検索しているとますます
    どれが一番イタリア人ウケしそうなのか、そもそもどの和歌が有名なのか
    分からなくなり、いつも学ぶ気持ちを忘れない元国語教師のなおこの日記のなおこさんに
    メールで相談させていただきました。

    なおこさんからのお返事より、冒頭部や若紫(光源氏と若紫の出会い)などの場面が、有名だということ、
    それから

    メール抜粋----ココから
    平家物語や伊勢物語であれば、実際に、現実の人物が切実な気持ちや自分の感じたことを詠んであることが多いのに対し(そういう理由で、古典の授業ではほとんど『源氏物語』中の和歌には焦点をあてません)、
    源氏に出ている歌は、基本的に、原作者の紫式部が、登場人物の気持ち、立場になって、その人物の能力や背景も考えてつくった、いわばつくりものの歌だからです。
    メール抜粋----ココまで(なるほど!と思ったので皆さんにも見てもらいたいと思いブログに載せました)

    というご丁寧なお返事を戴きました。

    そういわれて後でネットで検索してみると冒頭部はかなりの方が暗記させられたようなんですね。
    私の学校では「平家物語の祇園精舎~の見開き2ページ暗唱」が課題でした。
    そこで日本でも有名なこの一文と自信を持って決めてこの冒頭文を書くことが出来ました。

    DSCF7828.png
    「いづれの御時にか~」で始まる冒頭。
    ええ、恥ずかしいので写真を小さくしてみました(笑



    それから小さい和柄の紙4枚に何か4文字書くように言われました。
    これは簡単に決めました。
    DSCF7836.png
    「雪月風花」と書きました。
    意味「四季折々の自然の美しい景色のこと。また、それを見ながら、詩や歌を作ったりする風流なさまのこと。」


    コモには「雪」も「月」も「風」もそして「花」もあります。
    ここで広がる景色を思ってこの言葉を。


    でも、それはコモだけではなく、私の育った町でも、そして他の多くの町でもあるもの。

    日々の生活はいろんなことが起こってしまって心が曇っている時は、小さな自然の美しさに気づけないから、
    自分の目の前に起こる「雪月風花」をいつも見つけられるような心で居たい、どこに居ても。
    という意味を込めてこの言葉を。


    書道を習っていた頃は作品に意味を持たすことなど考えずただ筆を走らせていました。
    今回は、この作品を見た人に何か伝わればいいのに。と思って書きました。
    まるで、本当にアートですね(笑

    昔とは立場も環境も変わって再度始めた事だけれど学ぶことばかりです。
    やっぱり書道などの○○道は終わりのない道、一生学び続けるものだと感じました。


    そうそう、書道というとね、、、次回へ。
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    コメント:
    yumi 
    生徒さんたち、みんなお上手ですねー。お家でも練習してるんでしょうか?なかなか道具をそろえるの難しいと思うのに!
    生徒さんの上手さにもびっくりですが、Naviaさんの字にも絶句!本当に書道家のようですよ・・!!
    そうですね、一生学び続ける気をなくしたら、人生終わりですよね。
    素敵な展示会だったんですね。写真から伝わってきます(*^_^*)
    2012/11/20 00:57 * URL [ 編集] | TOP↑

    Sette 
    みんなお上手!個人的に、「ばれりあ」がお気に入り。かわいいねぇ。
    Navia ちゃんの字、やわらかいね。しなやかでフレキシブル。楽しそうだよとても。ずっと続けてるものがあるのはすごいよ。私は結構色々始めちゃぁ飽きちゃってやめちゃってるから。
    2012/11/20 03:43 * URL [ 編集] | TOP↑

    erieri 
    うわっ。ちっちゃっ。見えないよ~(笑

    生徒さん達の作品、一生懸命半紙に向かわれた様子が筆使いから見える様です。皆さん丁寧に書かれていて、拝見していて気持ちがいいですね♪
    2012/11/20 03:52 * URL [ 編集] | TOP↑

    なおこ 
    Naviaさん、すてきな授業をされていますね。季節にあった文字を選ぶというのも、季節を大切にする日本の文化を反映していて、とてもいいですね。そうそう、虫の声と言えば、grilliの鳴き声、イタリアでは秋ではなく、夏、特に初夏に聞こえる気がします。源氏の冒頭、Naviaさんのお手前が小さいのが残念です。有段者なんてすばらしい!
    2012/11/20 07:54 * URL [ 編集] | TOP↑

    Michie 
    Naviaさん、さすがですね!
    きれいな字にうっとりしました。
    もっと大きく載せてくださったらよかったのに~。

    生徒さんの字、一生懸命書かれているのがきちんと伝わってきて、「単なる文字」で終わっていませんね。心がちゃんと入っているわ。
    なんか、見ていると、昔懐かし、墨のにおいを思い出しちゃった。
    2012/11/20 22:47 * URL [ 編集] | TOP↑

    コメントどうも☆雪月風花 
    yumiさん
    展示されている様子が見れなかったのは残念ですが生徒さんも見に行ったと行っていたのできっと自身を持って自分の字を見れたことだろうと思います。私もとってもうれしいです。


    Setteさん
    違うのよ、続けてないからタジタジなのよ(笑
    私的にはオヤジさんの字とっても好きだよ、几帳面で綺麗な字だもの♪


    erieriさん
    えへ。ちっちゃくごまかしー(笑
    生徒さん、いつも本当に丁寧に字を書いています。
    あの姿勢には頭が下がります。


    なおこさん
    ありがとうございます。せっかくだから日本のことを分かってもらえる言葉を選んでいますが、おっしゃるとおりGrilliの鳴き声、コモでも夏頃までなんですよね(笑 だから、ええーって驚かれていましたけど(笑 季節は同じ「秋」でもところ変われば違ってくるものですね。


    Michieさん
    ダメダメダメダメ、もう、ほんとコレを書くのも脇汗だらりの高いハードルでした、しれっと何か別のものと差し替えたい気分です(笑
    そうなんです!生徒さん、すごいでしょ!心入ってるの、心!おっしゃるとおり!生徒さんから学んでばかりです。
    授業前には墨擦ってるんです。だから墨の香りが部屋に広がるんですよ。やっぱり気が引き締まりますね。
    ふしぎー!

    2012/11/21 02:46 * URL [ 編集] | TOP↑

    パナッタレ 
    「へのへのもへじ」と「へめへめくじじ」もオマケで教えてあげたら面白そうじゃん??

    あれ知ってたら、日本人に会ったときに一発で人気者だよ、きっと!
    2012/11/21 07:05 * URL [ 編集] | TOP↑

    Michie 
    榊莫山さんという書家をご存知ですか?
    もう亡くなられたんですが、彼はすごくユニークな人で、描くものはもう、莫山ワールド、独特の魅力が溢れていました。
    その彼が言ったんです。
    「墨は、擦らなあかん。文部省(当時)は、全然わかっとらん!」
    なんでも、文部省が出した、学生のカリキュラムの時間の関係で、墨を擦る時間がないので、墨汁を使えと指示したらしいんですよ。
    墨をすることで、心が静かになるんや、と先生は言っていました。
    墨を擦って、それで書く(描く)、という行動すべてがつながっているんですよね。
    2012/11/21 23:07 * URL [ 編集] | TOP↑

    コメントどうも☆パナやん、Michieさん 
    ぱなやん
    それいい~!! 今度みんなのテンションが上がらないレッスンの日にやってみるわ(笑 さんきゅー♪


    Michieさん
    あ、知っています!とても個性のある方でしたよね!!墨の話初めて知りました。バクザン大阪の人だったんですね、なんか叱り具合もかっこいいですね!!どの先生に教えてもらったのか、私も墨をする間に書く準備をする、心を落ち着けると習いました。墨を擦って書く(描く)。そうですね、そうやって1つ1つの動作をきちんと説明すると、書道ってほんとすごいアートですね。そういうのを自動的に小さい頃に習えて私たちって幸せですねー♪
    2012/11/23 00:46 * URL [ 編集] | TOP↑

    Michie 
    莫山先生、確か、大阪ではなくて、伊賀にお住まいだったと思うんですよ。30年くらい前、地元、伊賀名物のおまんじゅうに字を書いたんやーって言ってた気がする。(おまんじゅうの焼印のことです)
    私、30年くらい前、莫山先生に習ってたんですけど、当時はその世界では有名だったものの、コマーシャルに出られる前で、世間様にはそれほど知名度なかったんです。
    授業中、みんなでよく先生の似顔絵をこっそり描いては、回してました。ええ、心落ち着けて擦った墨で…。
    …今から考えると、恐れ多いですよねぇ。
    2012/11/23 15:53 * URL [ 編集] | TOP↑


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