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    こんな病院なら入院してみたい

    2013-09-03 19:19 / Category: ヨーロッパ ni 旅行
    P7094918.jpg 
    開院当時のサン・パウ病院

    P7094955.jpg 
    2013年現在。改装中のため同じ場所からの撮影はいかなかったけれど、当時の建築のまま。


    世界遺産・サンパウ病院のガイドツアー(←クリック)の続き
    病棟内にも患者を癒す工夫とテクニックと愛情だらけ。


    ガイドさんの説明より+++

    P7094919-1.jpg 

    ●とにかく病棟に病人を詰め込まないこと。
    ●広く個人のスペースをとって、窓を大きく自然の暖かい光と風を病人に当てること。
     (見学中は改装のため半分以上の雨戸が閉まっている状態。それでも、この明るさ)
    ●上の通路の写真。病棟と病棟をつなぐ通路にも窓を取り入れることで
     病人が病棟を移動する際に、廊下の先に続く病棟へ行くことの不安を取り除き、看護婦にとっては明るく働きやすくなる。
     そして、換気や温度調節もしやすいという心理的にも機能的にもよい設計になっている。
    ●病院内のぽっこりした柱-この中は空洞になっている。
     ここに空気が通っていて外の空気が、夏は暖かい空気がレンガで冷やされ、
     冬は冷たい空気が建物の熱で冷たくなくなることで入院生活を快適にする。 

    P7094926.jpg
    ●病棟内にも夏は緑を
    (写真中央にたくさんの植木鉢)


    ところで、多くの柱の上部にある、緑の枠飾りのように並んでいるあのタイルは何の花ですか?
    意味があるのですか?



    と聞いてみると、
     
    ●あの花はバラの花。バラは見た目が美しいだけでなく薬としても長い間研究されていた花で、
     清潔さ、薬、アロマテラピーなど、病院の象徴にするにはふさわしい花だと考えられてここではバラのモチーフを使った。

    P7094934-1.jpg 

    例えばこの踊り場の壁。ここにはバラと薬草が描かれているけれど、この色の配色にも意味がある。
    ここには赤いバラとうす青い花(花の名前シツネン。。)がある。その2つの色を足せば紫になる。
    だから紫のバラが張られている。

    それは色だけの遊びじゃなくて、色で「動き」を現しているということ。
    病院は留まるところじゃない、病院は出て行くところ。
    だから病院の中でも患者が自由に動けるように病院は広く、光があふれている。

    でも、それだけじゃ人は動かない。

    そこで深層心理に語りかけるように、「色」+「色」=「別の色」が現れるという「変化」を見せることで、
    患者に動きを感じさせる。
    この壁はトイレへ続く壁。患者がトイレに行くたびにこの壁を見ることになる。

    それから、

    この壁のタイルの張り方も考え抜かれている。
    それまでの習慣ではタイルは床と平行に貼るのが普通だったけれど、
    ドメニクはタイルを斜めにはることで「動き」を表現した。


    と説明してくれた。


    ここのすごさは、単なる一枚の壁が、考え抜かれたことで毎度患者に何かを語りかける壁になっていること。

    患者が病院という殺風景な景色の中に埋もれてしまわないように、
    患者に動くこと、そしてここから帰ることを彼は意識したということ。


    たかが階段の踊り場や短い廊下。

    そんなところにまでも考え抜かれた建物。


    きっと多くの入院患者にはそんなことまで伝わってなかったでしょう。

    それでも、そんな暖かい愛情がちりばめられた建物で入院することは
    やっぱり無機質な部屋に入れられるの違い、きっと癒されたでしょう。
    私もここで入院したかったな。。。(笑
    ちょっとでいいけど。。

    P7094926.jpg 
    写真の病棟は現在でも..

    P7094945.jpg 
    美しいまま。

    +++

    その他にも薬局部の話だとか、
    ドクター部屋とナース部屋の違いだとか、
    家族面接部屋の話だとか、
    とにかく盛りだくさんな内容で、
    聞けば当時の様子も建築の事も何でも答えてくれる、とてもプロフェッショナルなガイドさんでツアーはたった6ユーロ。
    とても収穫の多いツアーでした。

    この改装している棟ムネは今後、資料館等として2015?2016年?にオープンするそうです。

    病院として使われることはもうありません。


    このサン・パウ病院は見学した裏側には大学病院が併設されています。
    そして街の病院としてもちろん今も機能しています。
    現在使われている病棟はどこの国にでもあるような、見慣れた新しい白い病棟が建っています。


    後世に残る建築物というのは、
    その時代の背景とそこに出せる資金と、そして偉大な建築家の全てが同時期でないと産み出されません。

    そして、その資質が全てそろって産み出されても
    ガウディのグエル公園のように、最初は人々に見向きもされないものも多くあります。


    だから、この私が色も個性も感じなかったあの白い病棟は、
    やっぱり100年後もただの建物かもしれないし
    それともあと100年後にはみんなが賞賛しているかもしれません。
    もし、患者を思いやる精神を受け継いだ建物なら、間違いなく賞賛されているでしょう。


    次はバルセロナの食べ物♪


    2013夏バルセロナ旅行
    ゆるいバルセロナが。。。すき!
    世界遺産・サンパウ病院のガイドツアー(1)
    世界遺産・サンパウ病院のガイドツアー(2)
    おいし~いパエリアと海の幸をバルセロナで食べれるレストランを2店
    コロニア・グエル教会へ~ガウディの最高傑作

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